この記事は、介護の現場で出会ったお客さんとの出来事を、歌詞として表現している僕自身のスタンスについてまとめたものです。
僕は、介護の仕事をしながら音楽活動を続けている。
その中で、少し変わった曲の作り方をしているとよく言われる。
それは、介護の現場で出会ったお客さんとの出来事や、心に残った瞬間を、歌詞として形にしていることだ。
介護の現場には、日常の中に強い感情がある。
喜びや安心だけでなく、不安、寂しさ、言葉にならない想い。
それらは大きな事件ではなく、何気ない会話や沈黙の中にあることが多い。
僕が歌にしたいと思うのは、そうした「誰かの人生の一場面」だ。
声をかけたときの表情。
ふとこぼれた一言。
何も語らずに流れた時間。
介護の仕事をしていなければ、出会うことのなかった瞬間ばかりだ。
もちろん、歌にするときは、特定の人物が分かるような表現は避けている。
事実をそのまま描くのではなく、想いの部分を抽象化し、誰にでも重ねられる形にしている。
それは、介護の現場で出会う感情が、決して特別なものではなく、多くの人に共通するものだと感じているからだ。
介護と音楽は、一見すると離れた世界に見えるかもしれない。
けれど、人の気持ちに寄り添い、言葉にならない部分を受け取ろうとする点では、とても似ている。
僕にとって音楽は、介護の現場で感じた想いを、自分なりに受け止め、外へ届けるための手段でもある。
このブログでは、そうした介護と音楽の関係性や、曲が生まれる背景についても綴っていきたいと思っている。
同じように介護に関わる方や、音楽を通して人の心に触れたいと考えている方にとって、何か一つでも感じ取ってもらえたら嬉しい。


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